記事になっているAIプロジェクトのほとんどはうまくいってないと思う
AI(人工知能)に関する記事を見ない日はありません。ただ、それらを読むと、殆どの場合、流行に乗りたい企業を取材した認識不足の記者の記事という気がしてなりません。もちろん、ちゃんとした技術のちゃんとした記事もありますが、残念ながら少数派です。
取材される側の大企業のデータ分析担当者の雰囲気はだいたい察しが付きます。
「なんか、わかってない偉い人がノリノリで、今度取材うけるんだけど、ほんとにこんなの記事になっていいのかなあ。まだ、入手できる適当なデータをニューラルネットかまして答えだしてるだけだから、実用段階でもないし、ちゃんとした検証さえもできないんだけど。。」
AIとかFintechとかの流行があると、サラリーマンは殆どの人は、以下の4パターンに分類されます。
- とにかく新しく目立つことやりたいバイタリティーある無知な管理者
- そんなことやっても意味ないんだけどなーっていうネクラな技術者
- なんかすげーことできるらしいと想像だけするだけの若いの実務者
- どうせ無理でしょと変化を拒む頑なで歳食った実務者
①のえらい人が、話をでかくして、あとはよろしくと言って部下に丸投げ。②の技術者は黙々と言われたことをやるけど、そんな簡単にうまくいかない。③はただワクワクしながら見てるだけ。④は協力しないか邪魔をして、うまくいかなかったらほくそ笑む。
という感じでほとんどのプロジェクトはうまくいきません。トップダウンで洗脳して推し進められる効率的な組織でないかぎり、なかなか新しいことって進まないですよね。
AIにかぎらずデータ分析で重要なのはデータそのものです。それが新しくやるにふさわしいほどの画期的なデータで、実務にも理解のあるちゃんとした技術者がいて、協力的な管理者や実務者がいるというのは、ごく限られたケースです。
もちろん、そういう企業もあるのでしょうが、僕はそういう企業を探すよりも、ひとりでできることをやることに決めました。ということで、ひとりFintech応援してもらえるとうれしいです。笑